酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

堀川の水源近くでバードウォッチング α7&MD Rokkor 70-210

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先週、勝川から守山区・北区を歩いた際、堀川(黒川)の取水口付近で、カワセミをウォッチしている皆さんとお話ができた。カワセミは縄張り意識が強く、つがいがこのあたりによくあらわれるとのこと。

ちょうど最近「LEICA-Rの70-210と兄弟なんだぜ。こんなんかっこいいにきまってるやん」と、ミノルタMD ZOOMROKKOR 70-210をヤフオクで落札したところだったので、α7に付けて持ち出してみた。

本日の課題としては、メインにカワセミ、そのほか冬鳥のジョウビタキ、目つきの悪いサギの仲間など。

サギは図体がでかい割に警戒心が強く、立ち止まってカメラを構えるとすぐに逃げてしまう。

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目的のカワセミ、川筋を飛んでいる所は見かけたのだが撮影ポイントにはなかなか現れず。そこにやってきたのはジョウビタキのメス。

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干上がった水草の上で、しきりに何かついばんでいた。

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カワセミを待って同じ場所にぼーっと立っていると、警戒心を解いて近づいてくるコサギ

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そうこうするうちに、オスのカワセミがポイントにやってきましたよ!!

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何ショットも撮ったのだけれども、手持ちで210mmはなかなかピントが合わない。まじめに野鳥の写真を撮るなら、あたりまえながら三脚は必要。

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きょうは気温はさほど低くなかったので、シャツに薄めのセーター、ダッフルコートで出かけたのだが、風が冷たくて寒いの寒くないの。

がまんできずに撤収したが、その際ジョウビタキのオスを撮ることができた。

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※今回の写真はトリミングして拡大しています。鳥の撮影に200mmクラスでは短いし、手持ち撮影は厳しかった。

MD ZOOMROKKOR 70-210はサイズはともかく、軽くて使いやすかった。

オスのジョウビタキ1枚目などのように、後ボケが2線ボケ気味になるときがあるものの、実に数千円で購入できるということを考慮すると、素晴らしいレンズです。

「今年こそは断固として蝋梅を撮るのだ」 PENTACON PRAKTICA MTL 5 & CZJ PANCOLAR auto 50/1.8 with AGFA vista plus 200

毎年この時期、営業車で走る道筋に蝋梅が咲く。

いちど写真に撮ろうと思いながら、近くに車を止められるところがないなどと言い訳をしてはや7年。

車がだめなら歩けばいいじゃない、と思いついて出かけた春日井市勝川駅。

ペンタコンはシャッターのショックがすごいので(音も)ローライコード用のショートレリーズを装着。

フィルムは調べてみたらフジのC-200とおなじらしいAGFA vista plus 200 。緑の発色が良いらしい、ということは、今の季節には不似合いなのか。

現像とスキャンは、千種駅のすずきかめらさん。ノーリツのラボ機です。

地蔵川のとある河川敷、毎日午前中に首ひものついた猫がいるのが不思議で気になっていたところを確認に行ってみると、8匹くらいはいるようでした、みんな人馴れしておとなしそうですが、わたしは猫慣れしていないために距離があります。

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写真奥の段ボールの中にも数匹。こちらの顔を見ながらしきりに鳴いていました。こちらが近づくのが不快なのか、かまってほしいのか?

気持ちさえあれば毎日でも接触できる距離なので、経過をみたいと思います。

本日の本題は蝋梅。PANCOLARは標準50mmながら、最短30cmとそこそこのマクロレンズなみ。

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納得して名古屋方面へ帰投。

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河原で咲き始めのタンポポ

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前回のフジプレミアム400では、アンダー過ぎて失敗したのに懲りて今回はハイキー過ぎてうまく撮れていないというジレンマ。

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発色が冬場にはあまり向いていないフィルムなのかもしれないということではなくて、露出はちゃんと計れ。

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minolta SR-T101 nMD MACRO 100mm 1:4 SUPERIA PREMIUM 400 でお堀の鷗など

どうもミノルタの一眼レフはあまり人気がないようで、イエネコカメラさんのブログに紹介されたにもかかわらず、店晒しになっていたSR-T101を引き取ったのが昨年末。合わせたのは、そのすこし前に入手したnMD MACRO 100mm 1:4。

開放f4と暗いし冬の晴れたり曇ったりという日なので、フィルムはSUPERIA PREMIAM 400。ISO400のフィルムを使うのは今回が初めて(ASA400なら使ったことがあります)。

矢場町のRESHさんにかかとが減ってしまった靴の修理をお願いして、仕上がりまでの間に名古屋城のお堀のあたりまで歩いてみた。 

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100mmなのでそれなりにボケる。ネガフィルムはオーバー目に撮るべし、ということを全く忘れていたりする。

白林禅寺で猫とか山茶花とか。猫に好かれたことはない。

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何に使っていたのか、2階と3階にドアがあるビル。中望遠だと余計なものが写らない。

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外堀の本町橋のたもとにある碑はなんだろなと気になっていた。旧陸軍第3師団の軍馬軍用犬慰霊碑だそうな。

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冬のお堀といえば、ユリカモメ。

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名城公園を歩いてみると、冬桜。

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無人の冬の公園。

実際は家族連れや市民ランナーなどでそれなりの賑わい。

このレンズ、歪まないので建物や風景を撮るのに良さそうである。

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せっかくのマクロレンズなので、最短距離での撮影を1点。

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市役所前からは地下鉄で矢場町へもどる。しかし写真は県庁。

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SUPERIA PREMIUM 400、ISO100と比較するとそれなりに粒状感がある。

冬の光だったのと、レンズとの組み合わせもあるのかもしれないが、色目はあっさりとしてみたままに写る。山茶花のおしべを見ると、黄色系がきれいに撮れるのかなと思う。

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nMD MACRO 100mm 1:4は、前ボケはきれいで後ボケはちょっとうるさい感じがする。上のほうに書いたように、歪まず隅までかっちり写るし、マクロだから当然ぐりぐり寄れるから、旅行などで重宝しそう。おれは旅行しないけどな。

 

SONY α7 & Chiyoko SUPER ROKKOR 1:2.8 f=45mm

長期の休暇が不得意で、年末から引きこもり気味なところだったけれどもリハビリ的に出かけたのだが、、、地下鉄で一駅で我慢が出来ずに降りてしまった。

じつに久しぶりにデジカメ。レンズはロッコールのLマウント45mm。ヘリコイド付きアダプタなのでマクロ撮影ができるのだけれども、風がすごくて出たとこ勝負。

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絞り環が緩くてするする動いてしまうので絞り値はよくわからない。

不安定な気分に不安なレンズ。でもよく撮れている。

小西六コニレットで試写 手ブレやらなんやらでグダグダ

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千種駅前のすずきかめらさんで譲っていただいた、小西六の「コニレットⅡ」。

ベークライトは割れがほとんどなくきれい、レンズと蛇腹は健全。おまけの撮りっきりコニカミニのパトローネ付き。

3枚玉で前玉回転式は、BESSA66、PERKEO、Agfa ColorFlexに続いて4台目です。

3枚玉は、日の丸構図で近めに被写体を置くと、ちょっとびっくりするほどよく撮れるので、今回もそんな撮り方をイメージした、のだが。

フジ記録用100を詰めて栄・錦あたりで試写してみた結果...

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アクセサリーシューに距離計を乗っけ、やる気を出して出かけたました。しかし、コニレットのちっこいボディ、これがとってもホールドしにくい。コニレットでの撮り方の練習を先にするべきであった。

おまけにそらが曇ってきて暗くなってきたのもあり、シャッタースピードを遅くして、手ブレを連発。巻き上げ忘れもあったりなど、実にグダグダな結果と相成りました。

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ブレてなきゃいい色なのになぁ。ゴーストも出ていないし。

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もちろんあえての二重露光、ではない。

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ちゃんと撮れれば、なかなかの実力者とお見受けした。

「レンズシャッター機なら手ブレなんかしないでしょ」という謎の自分ルールは、今回の反省を踏まえ封印いたします。最後の空の写真を見ると、遠景でもなかなかの解像のようですから、次回はがんばってみたいと思います。

Agfa COLORFLEX COLOR-APOTAR1:2.8/50 フジ記録用100で春日井市味鋺あたりから庄内川、矢田川へ

Agfaのレンズシャッター一眼レフカラーフレックス。

フィルムを巻き上げるとシャッターがチャージされて、ミラーが下がってフィルムが遮光されると同時にシャッターと絞りが開いて、開放でピント合わせができるようになる。

レリーズすると、一旦シャッターが閉じてカメラの内部を暗箱にして、あわせて絞りが絞られて、そしてミラーが上がり撮影できる状態になり、しかるのちレンズシャッターが開いて写真が撮れる。

ちなみにクイックリターンミラーでは当然ない。不便です。

フォーカルプレーンシャッターの一眼レフと比べると、かなりややこしい動きだと思うのだが、1950年代のAgfaはどうしてもフォーカルプレーンシャッターを使いたくなかったのだろうか?

Agfaでは同時期に「アグファフレックス」というレンズ交換式レンズシャッター一眼レフを作っていたので、アグファフレックスをレンズ固定にして、三枚玉のカラーアポターをつけたこのカラーフレックスは一応廉価版一眼レフという位置付けらしい。けれども、価格競争力はなかっただろうと想像できる。セレンの露出計に、ライトバリュー連動。そして、金属とガラスでみっちりした密度感があって、めちゃめちゃ重い。このカメラと比べると、Pentaxあたりは「おもちゃ」っぽい。カラーフレックスの感触には、鈍器凶器感があふれている。民族性なのか、気候のせいなのかはわからないけれども「日本とは異なる価値観で作られた機械」なのが感じられる。

購入時はミラーボックス内の遮光ができていなかったのですが、モルトをはがした痕らしき部分があって、そこに2.5mmのモルトを貼りなおしてみたところ光線漏れはなさそうな模様。

春日井から名古屋市北区あたりへ。

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サギの群れ。さすがにトリミングしたほうがいいと思う。

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ふぃるたーがきたなかったらしい。

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順光だったのだけれども、ハロが出ているのはなぜか、樽型収差がすごい。

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いわゆるベッヒャーリスペクト。

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社宅跡。おそらくは名古屋テレビ塔に向けて。

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脱出口から外敵が迫ってくるバイオハザードみ。

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いつもながら水平垂直が出ていない。ススキの発色が独特。

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冬桜。

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ミノルチナS フジ記録用100

昨年暮れにRAINROOTSさんで購入したミノルチナSを持って、名城公園方面に行ってみたのは11月23日。ミノルチナSのレンズはQFロッコール40mmf1.7。手持ちの中ではなかなかのハイスピードレンズです。

しかし、準標準で準広角という、考えだすと考えすぎてしまう微妙な画角。

当日はお昼頃から晴れてくる予報でしたが、出かけた時刻が早く、日が出たり陰ったりと微妙な天候です。

伏見駅を起点にしたので、なかなかの距離を歩くことになりました。

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「迷ったときは寄れと言っておるであろう」みたいな。

フードが50mm用のため、隅が少しケラれています。

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後玉のコーティングがだいぶ剥がれてしまっているので、逆光はけっこうなハロが出ます。

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もう少し早い時期であれば、赤い紅葉が残っていて木漏れ日が赤みを帯びてきれいだったのですが。

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先日は撮れなかった名古屋市政資料館の中央階段とステンドグラス。シャッタースピードが遅いので、若干手ブレあり。

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このあたりの猫は、人馴れしていますね。

ミノルチナS、距離をとった景色よりも、近いところにピントを置いて質感重視の写真を撮るのに向いている、という印象でした。

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