酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

画像を編集することについて

 6月9日に「6×9の日だゼ」とFUJI GW690を持ち出したのだが、露出アンダーだったのであいまいな感じだった写真を、GIMPで画像調整をしてみたらどうなのだろうか。

 フィルム写真でもプリントの際に焼きをコントロールするのは普通の話なので、デジタルデータを調整することにより、ネガの持っている情報をちゃんと表現してあげるのもあながち間違ったことではないのかもしれない...

 以下は、いずれも調整したのはレベルのみ。

 料亭の壁の赤、窓にかかったすだれ、泰山木の花と葉に透けるひかり。背景のビルの初夏らしい色合いが現れた。

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 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」みたいな写真だったのが、がんばって光を受けようと顔を出した紫陽花の花、っていうその場の印象が再現できちゃいました。

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 丸の内の郵便ポスト、その周辺に咲くアジサイ。なかなか強い色合いだったのを再現できなかったのだが、かなり印象どおりに調整できた。歩道の上の影と日のコントラスト、左奥のビニール傘のまぶしい反射を撮りたかった。
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 フィルムの中に、これだけ情報がある訳なので「撮って出し」とかいって画像調整しないのは、それはそれでまちがっているのかもしれない。

 かつて書いていた「はてなダイアリー」の記事のインポートが完了していました。

 はてなダイアリー時代は、真面目にいろいろなことについて考えつつ積極的に言及していたな、と思う。近頃は、写真をアップできれば満足。

 この際、もうすこし考慮したうえでなにか書いてみたい…のだが、なにぶんあたまがわるくてな。

 今日は、 キヤノンのFL50mmF1.4とα7の写真を再掲しました。

 ピント面にある百日草は鮮やかでシャープ、後ボケのはげしくめまい感のするボケぐあいとの対比は、他に類をみない…と思うんですが、如何でしょう。

 

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熱暴走を恐れながら Canon 135mm 1:3.5(L) & α7 で近所の百日紅など

今月は幸いに仕事量が満載であり昨土曜日も休日出勤をしたのだが、常用してゐる血圧を下げる薬が切れて居る為、出勤の前に掛かり付けの医院に寄らねばならなかつた。

八時十二分にWEB予約、だが概に二十四番目。此の所土曜は随分と混むやうだ。

一通り問診の後、調子は如何かと問われた所、試みに「アルコール依存による鬱が酷いやうです、殊に午前中」等と話す。左程有用な助言は得られず。然し若干の精神的瓦斯抜は出来たかと思はれる。

本日は起床の後、兎も角衣類の洗濯だけは済ませ、アジア大会女子マラソンを観戦後、近隣の総合食料品店にて朝食用の麺麭其の他を購入する序に近所の街路樹の様子を伺つて散策した。

ハナミズキの実が僅かに色付いて居つたのと、咲き残るランタナの花、八月末とは思へない濃青の空を背景とした百日紅の鮮やかさには撮影すべき価値有と見た。

本日の鏡玉は、夏の名残たる強烈な光を表現すべく、絞り形状に寄り金平糖暈けを得らるるキヤノンのLマウント135粍1:3.5を選択。

以下に示すは、外気温は摂氏三十五度を越ゆるとの気象情報の下、α7の熱に因る暴走を恐れつつ僅かな時間内に撮影した成果で有る。

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金平糖暈けは、f値8と11の間、背景に点光源の有る際に発生する。

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「暗室しか知らぬレンズに、真夏の炎天下を見せてやるのも悪いことではあるまい」 EL-NIKKOR 50mm 1:2.8 & α7

このところ、アマゾンビデオで「Fate/Zero」を続けてみていたので、頭の中の独り言がおかしい。

テキトーに掃除をしたときに「お主はそれで本当に満足しておるのかぁ?」とか。出てくる人間はひどい奴ばっかりの中、ライダーの誠実さにだいぶ引っ張られております。

8/12から8/15まで4日間の夏季休暇、夏負けでへろへろななか立てた目標は、

・散髪

・使っていない機材で撮影

・燻製で飲酒

の3つ。散髪は13日になんとか済ませたものの、一時よりはまし、とはいいながら、気温35度越えの日中に写真撮影に外出はいかがなものかと思っていたが、本日14日は風がだいぶ出てベランダも涼しかった(違)ので「これならば試してみる価値もあろう」(ばか)と出かけました(ただしご近所)。

先回、引伸ばし用のEL-NIKKOR 50mm f2.8を持って出た3月は「うつの谷底」(当社比)だったので、5カットしか撮影できず悪いことをしたと思っていました。「使っていない機材」は、ほかにもあるのだけれど、うつの真反対にいると思しきライダーになんかタイトルにあることばをかけられてしまったわけです。

レンズに15mmのLマウント接写チューブをかましてL-Mリング+Mヘリコイド付きアダプタでα7に付けています。前回の撮影時には「f8まで絞れば無限遠が出るかな」と書きましたが、今回の撮影で最少絞りのf16でも無限遠は厳しいことがわかりマスタ。

このレンズをマジで使うなら、浅草カメラさんの7mmチューブを2本使い、うち1本を削って調整ですかね。そんなことをしてまで使う人はいないと思いますが。(ここでやってみれば先駆者か?)(やめとけ)

レンズの特徴がわかるよう、基本はf2.8の開放、遠景を撮影したものは最少絞りのf16です。(極端)

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バブルボケの資質はあるかも。色は素直。

 

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アップロードできないのでGIMPで縮小しました。以下同。ピント面の解像感すごい。後ボケは2線ボケ傾向。

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この質感はちょっと気味が悪くないでしょうか。

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上の写真はf16。ゴーストも味のうち。

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烏森神社の欅。f16

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開放

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暑い中出かけて良かった。

 

 

 

今年上半期の写真

今週のお題「2018年上半期」

今年の上半期は、昨年来営業成績が壊滅的に悪化したことにより軽くうつ状態にはまりこみ、もはや退職かと思ったのだけれど、どういうわけか会社が別のポストを用意してくれたおかげで、だいぶ立ち直ることができた。

2月3月ごろはほんとうに最低で、写真を撮ることについてのモチベーションがなかったらほんとうに壊れていたのではないかと思う。

休日は朝からアルコールに逃避したい気持ちを抑え込むため、「写真を撮りに出かけるから、おさけを飲むのはそのあとだよね」という戦いの毎週末だった。うつとアルコールの組み合わせというのはほんとうに拙い。うつから逃れようとアルコールに頼ると、人間の気持ちもからだも、かんたんに壊れてしまうのではないか。

それはさておき、今年も半分が過ぎました。上半期に撮った写真を見なおしてみると、撮った直後は気に入っていても、時間が経つとさほど魅力を感じなくなるものですね。

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ミノルタSR-T101 MDマクロ100/4 SUPERIA PREMIUM 400

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Praktica MTL5 Pancolar Auto 50mm/f1.8 フジ記録用100

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PO-3 3M 5cm/f2 α7

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Culminar 8.5cm/f2.8 α7 空が青い。

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Summar 5cm/f2 α7 締まったピント面、背景のハロ、傘の写りこみ。

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Lumax 45/f2.8 α7 近所の道端で

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Flectogon 20/f4 α7

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Orion15 f6/28mm α7

今日、こんな木製の羽目板を使った建物は建築できないのではないかな。

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Minolta XD MC Rokkor 58/1.2 フジ記録用100

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Minolta XD MC Rokkor 58/1.2 フジ記録用100

結果的に、上半期の10枚となりました。

MINOLTA XD & MC ROKKOR-PG 1:1.2 f=58mm FUJI記録用100 3週つづけて同じルートを歩く

先週は、飲みながらブログを書いていて途中から面倒になり写真をアップして公開してしまったので、すこし補足して再編集しました。

ほとんど同じルートを歩いたのですが、EXA1aの巻き上げ不良、GW690露出アンダーと2週続きました。

本日は、ちょっと前にミラーボックス内の塗装剥がれをアクリルガッシュのジェットブラックで塗りなおしたミノルタXD。

ロッコール58ミリ1.2で、3週連続で同じルートに出かけました。

ピントの薄いのと開放での周辺光量落ちで他者の追随を許さないレンズ。

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XDを使うのは18年ぶりかな。モルトは購入した際に、自分で貼り換えたような記憶があります。

今週もネガカラーなので、先週の失敗を勘案し基本的にオーバー目の露出にしました。

上の自転車は開放で。後ボケが結構2線ボケです。初夏の日向の雰囲気が出ている(自己満足)。

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 前ボケのトロトロ感。発色が素直な印象です。

ここに人が写りこめばストーリー感がみえるのかもしれないのだけれど、そのへんからはあえてずらしたい気持ち(だから自己満zo)。

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名古屋城外堀の底。

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丸の内3丁目、駐車違反の車に散々傷めつけられたカラーコーンをいたわるあじさいのひとたち。

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水平垂直が出ない病は克服できたのか?

開放だとピント3cmくらいかもしれない。ピント外は一気にボケるのだが、なにが写っているのかはわかる。

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五条橋の擬宝珠と欄干の質感。

周辺減光すごい?右上の影は、ストラップがかぶっていたのではないか?

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最短付近で。ピント面はすっきり、背景は一気に崩れる。

今回も現像とスキャンは千種のすずきかめらさんにお願いしました。

ミノルタ人気のないいまこそ、資金を投入してミノルタのカメラとレンズを確保するチャンスかもしれない(なお老後)。