酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

Rollei Sonnar 2,8/85(Carl Zeiss) & α7で秋の散策のようなもの

 12月となりました。

 勤めている印刷会社では、メインの得意先が食品製造業で、クリスマス関連の仕事が始まるこの時期がいちねんで最も忙しくなります。ぼくの部署はまぁゆるいほうですがそれでも昨年は、気がついたら終電を逃していた、ということもありましたし、部署によっては連日「徹夜上等」であいつらよく生きてるなって思うときもありますね。

 そんな地獄っぽい日を目前に控えた12月1日の日曜日、5時半に起きて洗濯機を3回廻して床屋さん(美容院ではない、まえにも書いたかも)で髪をみぢかくしてもらって(10月より1,000円から1,100円に値上げになりました)雑に掃除をして午前11時。

 気分としてはもう飲んでいちにち潰したかったのだけれど、いまの時期、紅葉した木の葉に斜めにさす木漏れ日はきれいだし、なんかまえに間違えて購入した名古屋市地下鉄1日乗車券が年内いっぱいで使えなくなるし、ということで、熱田神宮へ行ってみました。いまいちだったら名城線で秋の景色は安牌の名城公園にいけばいいしね。

 この時期、フィルムで撮って現像を依頼し受け取りに行く時間がなかろうばい、なのでデジタルメインですが、IYH案件のフィルムカメラも持っていっています。けれども、すずきかめらさんは日曜休業なので、いつ現像できるかはわかりませんまえおきがながい。

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 ローライQBMマウントのゾナー85㎜、Made By ローライのHFTコーティングではなく、ツァイス製です。これもレンズ構成は4群4枚なのでしょうか。

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 拡大するとブレている。85㎜で1/50以下は厳しい。

  熱田神宮は森の樹影が濃すぎて木漏れ日はあまりないという知見を得ました。

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 心象風景っぽいですが、ただの橋の擬宝珠の影です。

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 上のは拡大してもブレていないよぉ。1枚くらいはちゃんと撮れてよかった。

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 ことしは気候がちょっとおかしかったせいか、あまり紅葉は見られず。

 また熱田の森は樹影が濃すぎてISO100erには厳しい状況。 当日は七五三だったらしく、いただこうと思っていた宮きしめんのお店は、お正月なみの長蛇の列であきらめました。

 以下、名城公園に退避して撮ったものです。

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 秋冬はこんな写真ばっかり撮っているがいいのだろうか。

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 金属感と後ボケの滑らかさが間違いなくゾナー

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 それではまた次回。

FOCA Universal OPLAR 1:2.8 F=5cm & Lomo CN100でフラリエ・渋ビル・スナップ

 もう先々週になるんだな、FOCAのリベンジにと久屋大通庭園フラリエと新堀川端などを歩いてきました。フィルムはロモのCN100。コダックOEMで、黄味が強めとのことですがどうでしょう。

 今回はソフトレリーズボタンを着けていきましたから、そんなに手ブレはないですよ。

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 お。

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 おおお? なんか手触りがちがう。

 それはそれとして、ちょっときいろいよね。

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 奥のマンションが無粋だがが空気感はある。もうすこし季節が進むとよい感じになるだろう。

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 何を撮ったのかわからないが、きもちはわかってほしい。

 後玉にごみがついているかもしれない。

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 フラリエを出て、新堀川方面へ。

 

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 名古屋もじつは都会なんだ。こんな写真が撮れるからな。

 

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 水平出ない病。

 

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 令和の諸君、これが名古屋の渋ビルだ。

 

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 諸君、渋ビル手帳を手に入れたまえ。東山公園駅の近くで手に入るぞ。

 

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 渋ビルってより、怖ビルを発見。

 

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 遮蔽物によって接近を試みるも、ファインダーのパララックスにより(撮影者の技量不足です)詳細は掴めず。

 

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 あぁ、ブルーインパルスの幻影が空をよぎる。ぼくが小学生のころはF-86-Fだった。

 

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 逆光にはあんがい強い。

 水平は出てないが、なんかスナップもいけるような気がしてきた。

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 そういうわけでこれなんですけど、どうなんですかね。

 

FOCA Universal OPLAR 1:2.8 F=5cm & フジ記録用100

 円頓寺から新道、西円頓寺商店街

 レリーズが重いので、手ブレ多発。レリーズボタンを着けていくべきだった。

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 こんなかんじ。

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 ピントは手前から3番目の灯篭の家紋。前後のボケが素直なのだが垂直が...

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 みためより青みが強い。

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 フジのフィルムは赤みが強いというけれども、それでも青い。路側帯の色。

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 帰ってきました。飲まず食わずで2時間半歩いた。クラークスのウィーヴァーブーツを履いていったのだが、今日も左足の人差し指の爪が痛くなった。中敷きが合ってないのかな。

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 お土産といっしょに記念撮影。今回ダメだったからって落ち込むな!次回はがんばろう!(って誰か励ましてくれ)

「円頓寺 本のさんぽみち」に行ってきました

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 今年も行ってきました。上の写真は今回の戦利品です。「戦利品」という単語はなんかすごいな。戦時には勝てば何でも許されるということだろうか。「徴発」ということばもあるよね。

 石川淳の『天門』と『天馬賦』はなんと100円でしたよ。1冊100円。100円ておかしくないですか?1ユーロ以下どころか1ドル以下。それなりの経年劣化があるとはいうものの、箱付きハードカバーでしかも石川淳

 100円。

 石川淳は社会的にはもう死んだのだろうか?生物としては間違いなく死んでるけどな1899-1987。みんな読みなよ石川淳は面白いよ。ついでにいえば幸田露伴の作品は面白いうえに青空文庫で読める。『蘆声』いっぺん読んでください。

 『六道遊行』もあったのだけれど読んだことがあるので買いませんでした。なかみは覚えてないけどな。

 パハーレスの『螺旋』はアマゾンの欲しい物リストからようやく消せる。登録したのは2010年2月21日なのですと。

 チェスタトン『四人の申し分なき重罪人』は400円。新本は品切れみたいだし電書化もされていないようなのでラッキーだったかも。

 そういえば、かかりつけの医院の先生が『罪と罰』を読んでいるというので、読み直しているのだけれど、内容を全く覚えておらずあたらしく読み始めたような気持ちで記憶のたよりなさに驚いた。

 かつて読んだ本も記憶から消えてしまうのなら、新たに本を購入しなくても本棚からなにかひっぱりだしてくれば新鮮な読書体験ができるから「もう本は買わなくてもいいよね」とも思うのだけれども。 あたらしく買った古い本。

 実は、あたらしく買った古いカメラを持って行ったのですね。まだフィルムの現像ができていないので次回。「もうカメラは買わなくていいよね」って誰かに言ってほしい。

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Petri CC Auto 1:1.8 f=55mm & α7

 思うに、具体的な原因のある不安よりも、なにも問題はないはずなのだが、どうも不安に感ずる、ということほうがいろいろと拙い気がする。経済的にはなんとかなっているし、勤めている会社の業績も順調、健康面も血圧の高いところは投薬で収まっている。きのうは薬をもらいに行く日だったのでかかりつけの医院で血圧を測ってもらったところ、128/60という「マジか?」ってな数値だった。おれは高校生かよ。

 余談ですが、前回の通院の時に「先生、ドストエフスキーは読みます?」って聞いたら読んだことがない、という返事だったので、それはまあそうだなと思ったのだけれど、『罪と罰』を読み始めたそうである。お医者の先生はやっぱり好奇心が旺盛で、きっかけがあればいろいろとやってみるのだろうな、などと思った次第。

 「ビーストウォーズ観ます?」とか「サボテンブラザース知ってます?」みたいなことは言わないで次回の通院には『謎とき『罪と罰』』を持っていこうと思っている。

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 いわゆる「漠たる不安」って漱石の専売特許じゃなかっただろうか。漱石の没年齢をはるかに越えた身で同じことをいってちゃだめだよねぇ。

 で、ペトリの55mm1.8です。なんだかペトリのレンズは人気が出たみたいですね。この個体はドイツの業者さんからヤ○オクに出品されていたもので、9,000円くらいでした。

 本当はどこかに出かけて使いたかったのですが、前出の「漠たる不安」というやつに捕捉されてしまっているのでご近所の草木を撮影してきました。

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 芙蓉はほんとうに好きです。萎れるとくたくたになってしまうところも含めて。 

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 沈丁花はこんなに小さい花なのに、どうしてああも香るのだろうか。

 ダブルガウスらしくグルグルするし、バブルボケも出る。

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僅かに樽型収差があるよう

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紫蘇の花。

すいてればでっかいファイルも貼れるはてなかな

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 シジミ蝶が写りました。

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 これがペトリのボケか、ガンダム2試作号機(試作1号機でしたごめんなさい)。球根には毒があるぞ。

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 15時を過ぎているのに、アサガオがまだ咲いていてくれるということは、ずいぶん幸福なのかもしれない。

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 どこかわからないけど、もう帰りたい...