Lost and gone forever / Guster (1999)
なくしてしまったもの
今年の冬は、みょうに暖かい日もあったりしたけれども、きちんと冬らしい冬だったと思う。寒い日はきっちり寒かったし、車を出せないほどではないものの、それなりに雪も降ったし。今日は沈丁花のつぼみが大きくなっているのを見て、冬もそろそろ終わるんだなと思った。なに言ってんだジジイww。
この冬、頻繁に聴いたCD。冬にあう音楽ってやっぱりありますよね。ガスターは、ボストン出身の3人組。ググっても情報があんまり出てこない。ギター二人にパーカッションという、ベースレス・ドラムレスの構成(今はベースを入れた4人になっているらしい)。このアルバムの日本でのリリースは1999年末か2000年の頭。たしかクルマ雑誌「NAVI」のレビューを読んで購入したんじゃなかったかな?ジャケットも印象強い。当時は#1 What you wish for のほんわか具合が気に入った。けれど、ほかの曲とはちょっと差があったのであまり聴かずにしまいこんでしまった。2000年ころは、気分的に荒れた生活を送っていたので「もっと態度はっきりしろよな」とか思って、ちょっと物足りなかったのかもしれない。きもちが荒れていると、良い曲というのか、緊張感のある曲が、鬱陶しいこともあるようです。
このアルバムの曲調にはアメリカっぽさがなくて、ほんとはイギリスのバンドなんじゃないのかぁ?なんて思ったりする。プロデュースはなぜかってことはないけど、スティーブ・リリィホワイト。音がニューウェイブっぽくなっちゃったのか。Pale Fountainsと音の手触りが近い曲もある。
日本盤は廃盤になってしまっているけれども、Amazonに輸入盤があるようです。XTCなんか好きな人は(おれか?)、いちど聴いてみてほしいですね。