酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

「呼び捨て」問題、あるいは「氏」の使用について

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いわゆる「呼び捨て」問題について
というエントリが上がっていたので、以前みつけた高遠弘美明治大学教授のブログ記事を紹介しときます。
http://romitak.exblog.jp/9149090/
短い記事なので全文引用してもいいのだけれど、ポイントだけ転載すると

...「氏」を使ふのは本来「名字」に限られる。氏名に「氏」を附けるのは目障りであり耳障りでもある。私もできうるかぎり、「氏」は姓氏のみに用ゐ、フルネームの時は「さん」を附けるか呼び捨てにするかにしてゐるのだが、さて、これが実はなかなかむつかしい。

ということです。なるほど。
ついでに、広辞苑(堂々の第二版、昭和52年10月10日発行ですぜ)を引いてみると、「氏(し)」では 

4 .人の名に添えて敬意を表す語。転じて、代名詞的にも用いる。「鈴木−」

とあります。例文のそっけなさからみても、30年まえには姓につけるのがあったりまえだったんでしょうか。
さらに、「氏(うじ)」をみると

5 .近世、武士階級の間で、多く同輩以下に対して苗字に添えて用いた敬称。

と書かれています、であれば、目上や年長の人に「氏」は使えませんよね。目上の人に対しては「様」か。現代では一応、みんな平等ということになっているから、全般的に「氏」が使われるようになったのかも。
それはそれとして、社会的に露出している人については、氏名は呼び捨て、姓のみなら「○○氏」でよいのでは?
ついったーでもブログでも、どうもトンチキなことを書いていますが、あんまりバカさらさないようにすこしは努力してるんですよー、というのがきょうの主旨でした。