酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

ミディトマト

トマトっていいですよね、甘いのかすっぱいのかよくわからないとことか、「わたし緑黄色野菜ですからねっ!」って力強く主張している外見とか。思いつきで鍋や煮込みに放りこんでもよし。
いちばん好きなのはミディトマト。切らずにそのまま食べられる。包丁をつかうのは面倒なのでたすかります。ふつうのトマトだってそのままかじれば包丁いらないじゃん!という意見もあるかと思いますが、おいしいトマトほど、そのままかじると一番おいしい種周辺の水分がぽたぽたこぼれませんか?
プチトマトと同じだろ、って方、それは間違いです。プチトマトみたいに、頼りない味ではない。ミディという名前は、プチトマトとトマトのあいだの中途半端なものをあらわしているのではなく、両者の長所をともに有している万能さをあらわす名前なのですよ。
このミディトマトにはじつはさらに素晴らしい秘密があります。それは、「買ってきてすぐに食べるのではなく、ぷよぷよになるまで放置してから食べると、びっくりするほどウマい」のです。
ぼくが好きなのは、熊本県産の「大浜の恵み」というやつ。これを購入し、冷蔵庫に入れて4・5日忘れている。冷蔵庫をあけたときにふと思い出して、食べてみる。ウマイ!いつのまにか、うま味たっぷりの「超ミディトマト」に変貌していたのです。冷蔵庫のなかで水分が蒸発して成分が凝縮され、かつ成熟がすすんでアミノ酸が増加するわけですから、あたりまえといえば当たり前ですけどね。
しかしこれには弱点があります。買ってきた袋のまま冷蔵庫に入れていて、そのままぼーっとしていると、当然のようにカビが生えてくるのです。栄養価が高い分だけカビが繁殖しやすいのかもしれません。カビの生えたミディトマトでは食べるわけにはいきませんから、「可燃ごみ」として火曜日か金曜日にゴミ集積所に出さなくてはなりません。悲しいことです。
しかしこのたび、カビ防止策をみつけました。極めて簡単です。
ミディトマトのへたを取る。→水道水で洗ってざるにとる→水を切って冷蔵庫に入れる。
これだけでカビの発生が劇的に減少します。カビの菌はどこにでもいる。「大浜の恵み」農場(に限らず)の空気中に浮遊していて、収穫されたトマトの表面にも付着しているのを、さっと水洗いすれば除去でき、さしあたりカビの繁殖を予防できるのでしょう。
摘果しないのがミニトマトで、そこそこ摘果するとミディトマトになって、きちんと摘果するとトマトになる、ようですが。それはそれとして、それぞれのトマトなりのおいしさが楽しめるということでした。
ついては、プチトマトを成熟させると、おなじようにうま味アップするのか、次回たしかめたいと思います。