酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

ものごとがうまくいくとかいかないとか

日曜日の朝刊に折り込む定期のしごとがあって、日曜折り込みということはつまり、木曜日に印刷して金曜のあさに折り込みセンターに納品しなければならない。
これが、ボリュームがあって時間がない、というちょっとむずかしめの案件で、毎週けっこうマン・オン・ザ・ワイヤーな感じでやっている。(五月雨式に入校するから、データアップが)22時ころスタートして、最終のデータアップが4時とか5時とか。チェック終了して家に帰りつくのが5時とか6時とか。
このまえの17日は、クライアントも地震を考慮してなんとか早く終了させようとのこと、0時30分に最終データを預かって1時30分ころには「データOK」の連絡をすませ、本日の業務は終了、のはずだったのだが…2時に外注先の営業担当さんから電話があって「写真のなかで1点、先方のプリントアウトとちがう」だって。いやいや、もう2時ですから確認なんて無理ですって、と思ったものの、スルーしてさらに問題が大きくなるとマズいので得意先の社長に電話してみる。…つながらない。しかし放置できないので、ふろにでも入ってんだろ、と思い、2時20分ころに再度電話を入れたら…つながった。
社長当然キレキレ。「あんたデータチェックしてOK出したんでしょ!」ごめんなさい、見落としました。状況を説明していったん電話を切り、対応策の連絡を待つ。とにかく先方の制作メンバーのだれかを捕まえてもらわないと、手の打ちようがない。
結局、3時ころに制作のかたひとりがなんとか連絡が取れ、本来の写真データを送ってもらった。データを差し替えて刷版出力に廻したのが4時30分くらいかな。ギリギリセーフ。終わりよければすべてよしだお。
帰ってから漠然とかんがえていたのだが、「ギリギリ間に合った」という仕事はちょいちょいあるが、「ギリギリで間に合わなかった、申し訳ない」という仕事にはお目にかかったことがないんじゃないか?
「やべーなー」と思いつつも、得意先に「ちょっとあぶないですが、何とかなりますよ」といえるのは、そうした体験の積みかさねからだろう。
これって、実は、関係している業者さんが、いろいろと融通してくれているからだろう。みんな、仕事をなんとかものにしたいって思っているってことなんだろう。
そんなあたりまえなことにいまさら気づいた49歳の春。