酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

Rolleicord Ⅴ Xenar1:3,5/75 FUJICOLOR PRO160

ヤフオクでRolleicordを落札してしまった。LVとかフラッシュ選択とかで判断するとⅤなのだがしかし。

RolleicordはⅤ型からテイクレンズの絞り羽根が5枚になったところが評判が悪いのだけれど、うちに来た個体の絞り羽根は10枚の円型絞りだった。

シリアル(15006XX)だからごく初期の製品なので、ⅳ用で手配したレンズ部分ををそのまま使ったんだろうか。

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普通によく写る。

1950年代の製品だからちゃんと写ってあたり前なのだが、バルナックライカと比較すると撮影まで極めて手がかかるので、きちんと撮れているのか不安になる。

プロミネントが使いやすいと思えたりするほど。

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草木の緑色が好ましい。

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近接のピント合わせは難しい。前ピンぽい。

眼鏡をはずしてルーペを出してピントを合わせてルーペを戻して構図を確認してシャッターチャージをして、ようやくシャッターを切れる。

しかもフィルム1本で12枚しか撮れず、現像してくれるお店まで地下鉄に乗って行かなければならない。

フィルム代から交通費(通勤用定期使ってるからほんとは払ってないけど)まで入れると、3,600円くらいかかる。費用対効果ということばとは全く無縁な、奇妙な体験。

 

10月も半ばになって、百日紅の花は終わっていた。

芙蓉は木によって開花時期がいろいろなのでまだ見られそう。初夏から咲いているランタナの花も、もうしばらく続く様子。