Agfaのレンズシャッター一眼レフカラーフレックス。
フィルムを巻き上げるとシャッターがチャージされて、ミラーが下がってフィルムが遮光されると同時にシャッターと絞りが開いて、開放でピント合わせができるようになる。
レリーズすると、一旦シャッターが閉じてカメラの内部を暗箱にして、あわせて絞りが絞られて、そしてミラーが上がり撮影できる状態になり、しかるのちレンズシャッターが開いて写真が撮れる。
ちなみにクイックリターンミラーでは当然ない。不便です。
フォーカルプレーンシャッターの一眼レフと比べると、かなりややこしい動きだと思うのだが、1950年代のAgfaはどうしてもフォーカルプレーンシャッターを使いたくなかったのだろうか?
Agfaでは同時期に「アグファフレックス」というレンズ交換式レンズシャッター一眼レフを作っていたので、アグファフレックスをレンズ固定にして、三枚玉のカラーアポターをつけたこのカラーフレックスは一応廉価版一眼レフという位置付けらしい。けれども、価格競争力はなかっただろうと想像できる。セレンの露出計に、ライトバリュー連動。そして、金属とガラスでみっちりした密度感があって、めちゃめちゃ重い。このカメラと比べると、Pentaxあたりは「おもちゃ」っぽい。カラーフレックスの感触には、鈍器凶器感があふれている。民族性なのか、気候のせいなのかはわからないけれども「日本とは異なる価値観で作られた機械」なのが感じられる。
購入時はミラーボックス内の遮光ができていなかったのですが、モルトをはがした痕らしき部分があって、そこに2.5mmのモルトを貼りなおしてみたところ光線漏れはなさそうな模様。
春日井から名古屋市北区あたりへ。
サギの群れ。さすがにトリミングしたほうがいいと思う。
ふぃるたーがきたなかったらしい。
順光だったのだけれども、ハロが出ているのはなぜか、樽型収差がすごい。
いわゆるベッヒャーリスペクト。
社宅跡。おそらくは名古屋テレビ塔に向けて。
脱出口から外敵が迫ってくるバイオハザードみ。
いつもながら水平垂直が出ていない。ススキの発色が独特。
冬桜。