6月9日に「6×9の日だゼ」とFUJI GW690を持ち出したのだが、露出アンダーだったのであいまいな感じだった写真を、GIMPで画像調整をしてみたらどうなのだろうか。
フィルム写真でもプリントの際に焼きをコントロールするのは普通の話なので、デジタルデータを調整することにより、ネガの持っている情報をちゃんと表現してあげるのもあながち間違ったことではないのかもしれない...
以下は、いずれも調整したのはレベルのみ。
料亭の壁の赤、窓にかかったすだれ、泰山木の花と葉に透けるひかり。背景のビルの初夏らしい色合いが現れた。
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」みたいな写真だったのが、がんばって光を受けようと顔を出した紫陽花の花、っていうその場の印象が再現できちゃいました。
丸の内の郵便ポスト、その周辺に咲くアジサイ。なかなか強い色合いだったのを再現できなかったのだが、かなり印象どおりに調整できた。歩道の上の影と日のコントラスト、左奥のビニール傘のまぶしい反射を撮りたかった。
フィルムの中に、これだけ情報がある訳なので「撮って出し」とかいって画像調整しないのは、それはそれでまちがっているのかもしれない。