第二次世界大戦直後、まだ共産化していないチェコスロバキアで1946から47年頃につくられたカメラ「Etareta」。アルミの塊感にあふれるボディ。筆記体のロゴが美しい。
レンズはEtar Ⅲ 1:3,5 f=5cmで3枚玉らしい。 シャッターはETAXAという自社製のレンズシャッター。純正のキャップは貴重なのではないでしょうか。
かなり使い込まれた個体で、レンズのシャッター周りのメッキがはげかけている。
ピントは目測、シャッターチャージがセルフコッキングではないため2重露光に注意なのと、シャッターのリリースレバーがレンズ側にあるので、手ブレには要注意。
名古屋市北区の名城公園の大津通りをはさんで東側、公務員宿舎だった城北住宅は、閉鎖されて解体も近いようで気になっており、試写を兼ねて訪ねてきました。
東海財務局が管理する国有地のようですが、名古屋市が処分の保留を要請しているようです。
隣接する市営城北荘は建て替えが進んでいます。
露出は地下鉄の駅を出た日向で測って、あとはだいたいで。
距離計なしの目測なので、f値は8から11くらい、PENか写ルンですと思えばたいした問題はない。
逆光には強いと言って良いかもしれない。
絞っているのでボケ味は不明、カラーフィルムとの相性はわるくなさそう。
柳原の深島神社の例大祭。開放f3.5、1/50くらい。
もうちょい引いて撮れ。色はいいよね。
慎重に撮ればとてもよく写る。
ただし、どうしてもこのカメラを使いたいかと自問してみると、コレクションと撮影のあいだにある、深くて暗い溝がみえてくる…示唆的なカメラでした...