ミーの故郷はおフランスざんす!
レンズはとてもきれいなのだが、後玉の前にでっかいゴミがついているので、撮影に影響あるだろうな、と思いながらの撮影でした。結果的には全く影響がなかったようだ。
FOCAFLEXについて検索すると、一眼レフとして特異な構造についての記事は出てきますが、レンズや写りについての記事はほとんど見つけることができない。
円頓寺商店街で古本市「円頓寺 本のさんぽみち」が開催されているので、試写を兼ねて歩いてみた。
名駅側から入ってすぐのところで開いているお店で岩波のポストコロニアリズムについての本があったので立ち読みしようとしたところ、
「フィルムカメラですか、レンジファインダー?」などとお店の女子に話しかけられたのだが、愛想のわるいじいさん的に「一眼レフ」と返事をしたうえに、
「私はヤシカを使っているんです」については「C35?よく写るらしいですね」などと、カメラクラスタとは思えぬ会話にならない会話をしてしまった。ヤシカエレクトロ35は、中学生のころ父に借りて使ったことがあるにもかかわらず...ほんとうにごめんなさい。
ちなみに、その本は投げ銭なので言い値でよいと言われたので500円で購入したのだけれど、今は品切れらしくアマゾンのマケプレで7,000円以上するので恐縮至極。古本市だからそういうこともあるさ。
それよりも問題は、FOCAFLEXの写りである。
いすの背の籐の質感とかコンクリートに落ちる影とか。
布袋・大黒の気味の悪さとか。
シャッターレリーズがめちゃくちゃ重いので、「せーの、おりゃっ!」という感じでシャッターを切って行ったのだが、
NEOPLEXはどうもテッサー型らしいのだけれど、(※トリプレットでした)発色・質感とも素晴らしい。
不得意な人の写っている写真でも、よく撮れている気がしてくる。
前ボケがきれいですね、ハイライトはそれほど滲まない。
かっちりしたものはかっちりと。
開放近く、最短付近では、被写体が立ち上がるよう。
「撮影者の不在を写すことこそが写真の目的である」
なんだよそれ。フランスカメラおよびレンズ恐るべし。