今年も行ってきました。上の写真は今回の戦利品です。「戦利品」という単語はなんかすごいな。戦時には勝てば何でも許されるということだろうか。「徴発」ということばもあるよね。
石川淳の『天門』と『天馬賦』はなんと100円でしたよ。1冊100円。100円ておかしくないですか?1ユーロ以下どころか1ドル以下。それなりの経年劣化があるとはいうものの、箱付きハードカバーでしかも石川淳。
100円。
石川淳は社会的にはもう死んだのだろうか?生物としては間違いなく死んでるけどな1899-1987。みんな読みなよ石川淳は面白いよ。ついでにいえば幸田露伴の作品は面白いうえに青空文庫で読める。『蘆声』いっぺん読んでください。
『六道遊行』もあったのだけれど読んだことがあるので買いませんでした。なかみは覚えてないけどな。
パハーレスの『螺旋』はアマゾンの欲しい物リストからようやく消せる。登録したのは2010年2月21日なのですと。
チェスタトン『四人の申し分なき重罪人』は400円。新本は品切れみたいだし電書化もされていないようなのでラッキーだったかも。
そういえば、かかりつけの医院の先生が『罪と罰』を読んでいるというので、読み直しているのだけれど、内容を全く覚えておらずあたらしく読み始めたような気持ちで記憶のたよりなさに驚いた。
かつて読んだ本も記憶から消えてしまうのなら、新たに本を購入しなくても本棚からなにかひっぱりだしてくれば新鮮な読書体験ができるから「もう本は買わなくてもいいよね」とも思うのだけれども。 あたらしく買った古い本。
実は、あたらしく買った古いカメラを持って行ったのですね。まだフィルムの現像ができていないので次回。「もうカメラは買わなくていいよね」って誰かに言ってほしい。