なんか、渋谷事変後みたいな写真が撮れて喜んでいます。モノクロじゃないですよ。
なに佐藤亜紀に投げてんだよ、だせえな。 / “村上春樹の文章は「うまくはないが読みやすい」” https://t.co/6kDjKk33yi
— 黄金頭 (@goldhead) 2021年3月7日
@goldhead さんは佐藤亜紀さん嫌いなのですかね。佐藤亜紀さんの書くものは、小説もエッセイも刺激的で面白いのだが、批評的な内容になると途端に何をいっているのかわからなくなる。こちらの頭のレベルもあるんだろうが。
先日、斧田小夜さんの『飲鴆止渇』を読みました。ちょっとびっくりするほど面白かった。
ところで、読中から感じたのだが、ひょっとするとぼくがおもしろいと思う小説は、「書かれる際に日本語だけで書かれているのではない」のではないかということだ。
斧田さんは経歴からするとたぶん、英語、フランス語、ドイツ語くらいは日常的に使えるのではないか。そう、つまり、英語・フランス語・ドイツ語だったらどう書くだろうか?、ということを検討しながら、日本語で再表現しているのではないだろうか。
酔っぱらっていないときにもういちど考えてみたいのだが(むりだろ)、書く際に「日本語以外の言語での表現」を検討し、それを「日本語に再翻訳する」という作業を経て作られた小説と、日本語のなかだけで検討され書かれた小説のあいだには、決定的な差があるのではないか。
村上春樹作品が在来の(在来?)日本の作家と違うのは、そこだと思う。
佐藤亜紀さんだったら「いまごろなにいってんだ」っていうんでしょうけど。