酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

沈丁花の花が匂わなかった 2022春

 いまさらながら、年があけて蝋梅が終わり梅が終わり木蓮辛夷が終わり木瓜が終わり桜が終わりもうハナミズキも終わろうとして、皐月が盛りのようだ。

 そのあいだ、写真を撮る気持ちもブログを更新する気にもならなかったのはなぜか?という疑問も起こらなかったのだけれど、今年は沈丁花の花の香りに気づかなかった。

 沈丁花の香りは案外暴力的で、昨年では開花していると、マスクをしていても10Mくらい手前から薫ってくるという認識だった。

 だが今年は、通勤路の傍らの沈丁花の開花に気づかなかった。花の香りに全く感付かなかったのである。

 ついでにいうと、感じないのは沈丁花だけではなく仕事から帰宅し、靴下を脱いだときの足の臭いもわからない。

 4月になり気温も夏日となればかなり臭っているはずなのだが、足臭はほぼ感じられない。したがって放置して夜を過ごす。同居人がいたら随分迷惑な話だが、我が家にはしんのすけもみさえもいないので問題ない。

 ひょっとすると、これは新型コロナウイルスに感染して、症状が出ないまま治癒し、嗅覚障害が残ったのではないだろうか?

 そんなどうでもいい個人的なことを考えているうちに、ロシアがウクライナに侵攻してしまった。

 まさか21世紀のヨーロッパで、アインザッツグルッペンがしたような行いがなされたことに、どう反応すれば良いのかわからない。

 今年の春は終わる。