酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

FUJINON 55mm f2.2(M42)&α7

ジャンクBOXのフジカST605に付いていたフジノン55㎜f2.2。

ヘリコイド環はスカスカすべるしところどころ罅がはいっている。絞り環は固くて絞ろうとするとマウントが緩んでしまうという状態だが、レンズはきれいだ。ブルーのコーティングが精悍な印象。

遠景、まずまずすっきり写る。

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かなりのバブルボケが発生するとのことなので、開放・近接中心に撮ってみよう。

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こんな感じ。

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前ボケはふんわりと。

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非常に幻想的な上がりだが、被写体は選べ。

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右上にすごいフレア。

絞って撮ったまともな写真もはさんで(f5.6)。

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この次の写真は中心部をトリミングしてみた。花びらの黄色にほんのりフレアが乗って、たいへんやわらかな仕上がりだ。

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最後は自宅マンションの向かいのお宅で。後方で光っているのは自転車です。

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TOPCON RE-2 RE.AUTO-TOPCOR 1:1.8 f=5.8cm / FUJICOLOR 100

イエネコカメラさんで整備していただいたTOPCON RE-2とRE. Auto-Topcor 5.8cm f:1.8にフジカラー100を詰めて、覚王山秋祭に行ってきました。

...ですが、なんかハレの場感に気おされてカメラを出せず...参道を過ぎて揚輝荘北園まで行ってみました。

途中の信号は撮らずにいられません。

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ピント合っているようないないような。

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揚輝荘北園入口

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ピントが外れていますが、開放のボケはこんな感じ。きれいですね。RE.Auto-Topcorはエキサクタマウントなのだけれど、絞り連動ピンがでっぱっていてそのままではデジカメで使えません。

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池に写る楓。

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日泰寺の塔。

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帰り道、「ドイツの蚤の市で購入した古い鍵」を500円で入手。たぶんこれで、ふとした拍子にダンジョンに入り込んでしまっても何とかなるんだろう。

現像とデータ化は、千種のすずきかめらさんにお願いした。同時プリントと16BASE CDで648円。安すぎだろ。ついでにいうと、キタムラの中古買取センターでフジの業務用カラー24枚撮りISO100が税込198円というのも安すぎるし、ジャンクかごにあったMC W.ROKKOR-HG 35mm f2.8、税込1,000円てのも安すぎると思った。

さらに加えていうと、去年買ったきりで着ていなかったCOENのゴートレザーシングルライダースジャケットを羽織って出かけたのだが、柔らかくて着心地がすばらしく、しかもお値段2万円台というのは、これもやっぱり安すぎるのだった。

しかしながら、酔った勢いでつい15,000円で落札してしまったきったないローライコードⅣは高すぎた。ほんとに汚い...どうすんだこれ。

 

Corfield LUMAX 1:2,8/45 & α7

イギリスのカメラCorfieldのLUMAX 45mm f2.8、西ドイツのENNA製とか。

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水平・垂直が出ていない。

先日のCANON FL 50mmf1.4と同じような写真を撮ってみた。

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45㎜、f値も開放2.8なのでそれほどボケないので、FLのような幻想的な印象はない。

合焦面もそんなにシャープではないのは、ピントが合っていないせいなのだろうか?

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青が鮮やか。

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点光源は玉ボケになるし、開放では周辺にコマ収差も。

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OLYMPUS-PEN-EE / フジカラー100

ジャンクBOX中、最もきれいなオリンパスPEN-EE、ためしに1本撮ってみました。

ハーフサイズ、28㎜f3.5、フォーカス固定(3Mから4Mくらいらしい、きちんと調べていない)、セレン露出計によるシャッタースピード優先、露出が合わないときはファインダー下部に赤い表示が出てシャッターが切れない(物理的にファインダー内に赤いプラスチック製らしいプレートがにゅっと伸びてくる)。という、いさぎよく且つすごくキュートなカメラ。

1961年発売、高校の修学旅行に行くと、クラスの半分くらいがこれを持ってきていたとかいう話もあるそうな。

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周辺光量落ちか。トイカメラ的な発色。

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沈丁花のオレンジや古いモルタルはなかなか良い感じ。

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非常口?

壁面のグレーの微妙な違いはうまく出ているのではないだろうか。

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TAKENAKAのロゴが読めるので、解像はまあまあ。

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曇天ではモノクロ写真に一部着色したような奇妙な仕上がり。

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晴天の順光ならまずまずの深い藍色。逆光だとハロハロで厳しかった。

グレー調の写真を見ると、モノクロフィルムのほうがいい感じに仕上がるのかなと思いますが、ときとして、ほかのカメラでは再現できない色調の写真が撮れることがあるようです。

TOPCON RE-2 RE.AUTO-TOPCOR 1:1.8 f=5.8cm

先週の土曜日、イエネコカメラさんに整備をお願いしていたTOPCON RE-2とRE.AUTO-TOPCOR 1:1.8 f=5.8cm、作業完了とのことで引き取ってきました。

ほこりが多くて少しカビっぽかったファインダーはすっきり見える。

ペンタプリズムカバーの頂点が水平なTOPCONてすてき。

 

本体のモルト貼り替え、カビ・クモリのレンズもきれいになり、油で動かなかった絞り羽根も快調に。

CANON FL 50mm f1.4(デジタルで運用の予定)と、どちらを先に写してみるのか、悩ましいところです。

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