酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』を文庫版で再読

単行本で読んだときにはあまりよくわからなかった。そもそもジャズは好きではないし、登場するアーティストでCDを持っているのはジャンゴ・ラインハルトしかないしで「手が合わなかったな」という読後感で終わっていた。 文庫化にあたっても、初読がそんな印…

後玉の曇ったILFORD ADVOCATE & フジ記録用100

このたびのIYH物件です。 ローライゾナーといっしょに持っていったフィルムカメラ。まぁ、所謂IYHで入札してしまったもの。ずいぶん小さいのでカメラバッグの端っこにはいるんでRollei Sonnar といっしょに持っていってみました。 フィルムを現像に出してか…

Rollei Sonnar 2,8/85(Carl Zeiss) & α7で秋の散策のようなもの

12月となりました。 勤めている印刷会社では、メインの得意先が食品製造業で、クリスマス関連の仕事が始まるこの時期がいちねんで最も忙しくなります。ぼくの部署はまぁゆるいほうですがそれでも昨年は、気がついたら終電を逃していた、ということもありまし…

FOCA Universal OPLAR 1:2.8 F=5cm & Lomo CN100でフラリエ・渋ビル・スナップ

もう先々週になるんだな、FOCAのリベンジにと久屋大通庭園フラリエと新堀川端などを歩いてきました。フィルムはロモのCN100。コダックのOEMで、黄味が強めとのことですがどうでしょう。 今回はソフトレリーズボタンを着けていきましたから、そんなに手ブレは…

FOCA Universal OPLAR 1:2.8 F=5cm & フジ記録用100

円頓寺から新道、西円頓寺商店街。 レリーズが重いので、手ブレ多発。レリーズボタンを着けていくべきだった。 こんなかんじ。 ピントは手前から3番目の灯篭の家紋。前後のボケが素直なのだが垂直が... みためより青みが強い。 フジのフィルムは赤みが強いと…

「円頓寺 本のさんぽみち」に行ってきました

今年も行ってきました。上の写真は今回の戦利品です。「戦利品」という単語はなんかすごいな。戦時には勝てば何でも許されるということだろうか。「徴発」ということばもあるよね。 石川淳の『天門』と『天馬賦』はなんと100円でしたよ。1冊100円。100円てお…

Petri CC Auto 1:1.8 f=55mm & α7

思うに、具体的な原因のある不安よりも、なにも問題はないはずなのだが、どうも不安に感ずる、ということほうがいろいろと拙い気がする。経済的にはなんとかなっているし、勤めている会社の業績も順調、健康面も血圧の高いところは投薬で収まっている。きの…

佐藤亜紀さんの『ミノタウロス』に描かれた兵器を妄想してみる

佐藤亜紀作品の魅力のひとつに、考証の厳しさがある。もちろん、 「おはなしがすごく面白くて文句のつけようがない」 のだが、裏付けによってさらに深みができている。少なくとも英・仏・独・露の文献には当たっているのだろう。日本語さえ不自由な身として…

あばばさんのSEM本を買ったはなし(その2)

「待て次回!」とかいいながら2週間以上放置してしまった。その間、結構やばい鬱っぽいのがやってきて、 「引きこもり…うつ病…セルフネグレクト…孤独死…黒い液体」 なんて単語が頭の中をぐるぐるしていたのだった。おまけにおなかの調子も悪くて... それでも…

あばばさんのSEM本を買ったはなし

そもそも、フランスのカメラ/レンズを使ってみたいと思ったはじまりは、 にゃんぶろさんの記事を見てからでした。 某ヤフオクにてFOCAFLEXⅡ、さらに90㎜を入手できたのは僥倖ですよね。 sioux-pu.hatenablog.com sioux-pu.hatenablog.com そのにゃんぶろさん…

Meopta Optineta をフジフイルム記録用ISO100で試写しました

8月3日、「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展・その後」が見られなくなっちゃうかも、ってことでOptinetaの試写もかねて出かけたのだけれど、パンフレットの字が小さくて展示場所よくわからず、順路通りに律義に歩ってもういい加減疲れたところでや…

SEM Kim & フジ記録用100

6月は気管支炎にかかってほぼ外出できなかった、わりと調子が良くなってきたので撮影に出かけたのだけれど、7月ですからね、かるい熱中症になる。 SEM KimのCrossレンズはアンジェニュー製らしいのだけれど、ハロがすごい。ネガフィルムでも若干アンダーめに…

本にあたったはなし

RE Auto-Topcor 1:1.8 f=5.8cm α7 REオートトプコールはいいよ。f1.8のほうなら安いし。 先日6月6日といえば当然6×6の日で、たまたまマンションの配水管点検立ち合いの日でもあったので有給休暇を取得したのだった。 点検も無事終わってどのカメラを持ち出そ…

超広角15mmがじつに手強かった件

昨年暮れに黒色中国さんの 世界最高の「フルサイズミラーレスカメラ」を買いました! - 黒色中国BLOG を読んで、ベッサL良さそうだなぁと思っていたところ、年明けにヤフオクでほとんど使用感のない、銀のベッサL+スーパーワイドヘリアー15mm+ケース(3点と…

『イタリアン・シューズ』ヘニング・マンケル 柳沢由美子:訳 東京創元社

過去の医療事故から外科医を引退し、祖父から譲り受けた島のサマーハウスにこもって12年となる主人公は66歳。そこに37年前に捨てた恋人が訪れ、かつての約束を果たせと迫る。 刑事ヴァランダーシリーズの著者、ヘニング・マンケルの新刊なのでミステリのノン…

『カタロニア賛歌』新城哲夫訳 ハヤカワ文庫NV を読みなおしたこと

今年の初めは、距離計に連動しないレンズや距離計がダメになっているカメラをちょいちょい目測で使ってピンボケ写真を量産したもので、距離計持っているんだから不精すんなよな、なんて思いました。 たしかジョージ・オーウェルの『カタロニア賛歌』に距離計…

ミルクパンGOGO

昨日4/28は、前半の4連休の初日で(5/2は出勤日)起き抜けはぼーっとしていたのだけれど、東別院の朝市の日なのを思い出して調べてみたところ年1回の規模を拡大した「名古屋寺町てづくり縁市」だそうだったので、今年初めに入手したカメラとレンズの試写を兼…

P.ANGENIEUX PARIS F.28 1:3,5 R11 & α7 でご近所を散歩

関西線をくぐって中村区方面に。 名古屋名物、富士山すべり台に初めて登りました。白い部分はかなりなめらかですべりやすいですね。

『ヨーロッパ近代史』ちくま新書 君塚直隆 を読みました

本書のカバー袖の紹介文によると 時々の時代精神を体現した八名の歩みを糸口に、激動の五〇〇年を一望のもとに描き出す。 いまから30年ちょっと前、ゆとり教育が始まるときの小学校の歴史教科書の編集指針が、こんな感じだったという記憶がある。 指導時間が…

ときとして左右を耕地に挟まれた坂道を馬車が上がっていくとき、昔の巨匠が貴重な小さい一輪の花をその絵に描いて署名としたように、コンブレーのものに似たためらいがちな矢車菊の花が、両側の畑の現実感をいっそう強め、それらに本物であるというしるしを…

クモリ玉のCZJ Biometar & a7 でお花見をしてきました

先日、文字なし写真のみのエントリをしてみたら案外良かったので2度続けてみたわけだが、2度目は歩いた範囲が広かったせいか何だか意味不明だった。 その一昨日の4/6(土)は覚王山春祭に行ってみたのだけれども、お料理もしないのに片口小鉢1,500円がいいな…

Prominent 1a+ULTRON 1:2/50 をフジ記録用100で

低速シャッターが粘ってきました。

Biotar 2/58 & α7

二日酔いの頭で Elmar f=5cm 1:2.8 & α7

先週の土曜23日には会社の歓送迎会というものがあった。仕事上いろいろと無理をお願いした女性が退社されたのと、多少は協調性も大事だろうな、などと考えて出席した、のであったが... はじめのうちこそ、今夜はおとなしく時間を過ごして静かに帰ろうと思っ…

IYH案件であるP.ANGENIEUX F.28 1:3,5をLomo CN100とEXA500で試写するも、まあいつもの調子であった件

件のIYH案件、アンジェニューの銀鏡胴28mmはぜひ試写しなければならないと持ち出しました。 選択した母艦はEXA500(後悔)。 本機は名こそEXAではあるが、シャッターには縦走りフォーカルプレーンシャッターを装備し最高速1/500まで高め、さらにクイックリタ…

3月5日は3群5枚の日

とのことだが、まったく意識していなかった。 それならきのうはテッサーの日じゃないすか。じつはテッサー付きのカメラを入手したんだけどまだ撮っていない。 いや、エルマーの日か? それはさておき、うちの3群5枚といえば、Chiyoko SUPER ROKKOR 4.5cm 1:2…