この組み合わせで出かけようと思っていたのだが…ちょっと余裕がなかった。
この組み合わせで出かけようと思っていたのだが…ちょっと余裕がなかった。
トリプレットで盛り上がっていた件はさておき、ヤフオクにてFOCAFLEXの9cmを入手したのでご報告。
富士フイルム記録用100をつかいきったのと、冬に向かう弱い光を考えてISO(ASAといいたい)400の手持ちがあったAGFAの400で試写してきました。
FOCAFLEXを使ううえでの注意点は、フィルムをしっかりと完全に巻き上げること。完全に巻き上げていなくてもシャッターが切れてしまうのが落とし穴で、巻き上げきっていない状態でシャッターを切ると、そこから巻き上げレバーがびくとも動かなくなってしまう。そうなったら裏蓋をはずしてフィルム送りの軸を手で回して送るしかない。撮影途中でやらかすと、装填中のフィルムはそこで終了、あきらめて巻き戻すしかなくなるの。
FOCAFLEXⅡはシャッタースピードが1/300までしかないため、この時期でもかなり絞って撮ることになりましたが、それでもだいぶオーバー目となりました。
AGFA vista plus 400、ラチチュードが若干狭いのか、あとからレベル調整をしてもそれほど色再現の変化は表れなかったので、今回画質調整をしたのはお堀からの名古屋城くらいです。
4群4枚のエルノスター型、コーティングはうっすらとパープル系。
歩道橋の下でも場所が空けば木は生える。
上の写真はGIMPで若干手を入れたので、実際より多少は彩りゆたかに見えるかもしれない。
人気のない初秋のパリです。
いや、名古屋の秋ですね。
今回はレンズのポテンシャルを引き出せなかった感が強く、残念でした。ただ、かなり乾いた画が撮れるレンズではないかと感じました。
昼間に撮るのであれば、ISO100で絞りを開けて撮るのも手ですが、とにかくピント合わせがむずかしい(目が悪いんだよ)ので考えどころです。
「三枚玉でGO」な気分が盛り上がる昨今、ピント目測にも慣れたことにつき、
「L39マウント改造・距離計非連動のロモTripret43、いよいよフィルムカメラでチャレンジせねばなるまいのう」(征服王風)。
第一印象はかなり好印象だったのに、もう2年近く使っていなかったのだな...
ヘリコイド付きアダプタでの接写がとにかく楽しかった時期の1枚です。
ミーの故郷はおフランスざんす!
レンズはとてもきれいなのだが、後玉の前にでっかいゴミがついているので、撮影に影響あるだろうな、と思いながらの撮影でした。結果的には全く影響がなかったようだ。
FOCAFLEXについて検索すると、一眼レフとして特異な構造についての記事は出てきますが、レンズや写りについての記事はほとんど見つけることができない。
円頓寺商店街で古本市「円頓寺 本のさんぽみち」が開催されているので、試写を兼ねて歩いてみた。
名駅側から入ってすぐのところで開いているお店で岩波のポストコロニアリズムについての本があったので立ち読みしようとしたところ、
「フィルムカメラですか、レンジファインダー?」などとお店の女子に話しかけられたのだが、愛想のわるいじいさん的に「一眼レフ」と返事をしたうえに、
「私はヤシカを使っているんです」については「C35?よく写るらしいですね」などと、カメラクラスタとは思えぬ会話にならない会話をしてしまった。ヤシカエレクトロ35は、中学生のころ父に借りて使ったことがあるにもかかわらず...ほんとうにごめんなさい。
ちなみに、その本は投げ銭なので言い値でよいと言われたので500円で購入したのだけれど、今は品切れらしくアマゾンのマケプレで7,000円以上するので恐縮至極。古本市だからそういうこともあるさ。
それよりも問題は、FOCAFLEXの写りである。
いすの背の籐の質感とかコンクリートに落ちる影とか。
布袋・大黒の気味の悪さとか。
シャッターレリーズがめちゃくちゃ重いので、「せーの、おりゃっ!」という感じでシャッターを切って行ったのだが、
NEOPLEXはどうもテッサー型らしいのだけれど、(※トリプレットでした)発色・質感とも素晴らしい。
不得意な人の写っている写真でも、よく撮れている気がしてくる。
前ボケがきれいですね、ハイライトはそれほど滲まない。
かっちりしたものはかっちりと。
開放近く、最短付近では、被写体が立ち上がるよう。
「撮影者の不在を写すことこそが写真の目的である」
なんだよそれ。フランスカメラおよびレンズ恐るべし。
第二次世界大戦直後、まだ共産化していないチェコスロバキアで1946から47年頃につくられたカメラ「Etareta」。アルミの塊感にあふれるボディ。筆記体のロゴが美しい。
レンズはEtar Ⅲ 1:3,5 f=5cmで3枚玉らしい。 シャッターはETAXAという自社製のレンズシャッター。純正のキャップは貴重なのではないでしょうか。
かなり使い込まれた個体で、レンズのシャッター周りのメッキがはげかけている。
ピントは目測、シャッターチャージがセルフコッキングではないため2重露光に注意なのと、シャッターのリリースレバーがレンズ側にあるので、手ブレには要注意。
名古屋市北区の名城公園の大津通りをはさんで東側、公務員宿舎だった城北住宅は、閉鎖されて解体も近いようで気になっており、試写を兼ねて訪ねてきました。
東海財務局が管理する国有地のようですが、名古屋市が処分の保留を要請しているようです。
隣接する市営城北荘は建て替えが進んでいます。
露出は地下鉄の駅を出た日向で測って、あとはだいたいで。
距離計なしの目測なので、f値は8から11くらい、PENか写ルンですと思えばたいした問題はない。
逆光には強いと言って良いかもしれない。
絞っているのでボケ味は不明、カラーフィルムとの相性はわるくなさそう。
柳原の深島神社の例大祭。開放f3.5、1/50くらい。
もうちょい引いて撮れ。色はいいよね。
慎重に撮ればとてもよく写る。
ただし、どうしてもこのカメラを使いたいかと自問してみると、コレクションと撮影のあいだにある、深くて暗い溝がみえてくる…示唆的なカメラでした...
今日の午前は、ディケンズの『大いなる遺産』デヴィッド・リーン版を見て過ごしたのだった。「アカデミー賞ベスト100選 怒りの葡萄」という1,000円くらいのBOXセットの中の1枚。
デヴィッド・リーン版の「大いなる遺産」は、原作の時代がよく再現されているのか、カリカチャライズ具合がほどよいのか、原作を読んだ後でも違和感なく見ることができる。いやいや、ほんと、こんな時代にうまれなくてよかった。
※当該BOXセットはアマゾンで1000円くらい、作品によって画質にずいぶん違いがあって、「ガス燈」はたいへん画質が良く、モノクロであっても衣装の豪華さを見て取れる。一方、「大いなる遺産」は、なんとかみられる程度。
しかし、1000円そこそこですから。
それはさておき。ライカのエルマーです。5cmです。
秋咲きのマンサク?この木は春にも咲いていたような気がするんだが...
ハナミズキの実が色付いて来た。背景のボケの落ち着き具合。
エノコログサを開放で。
背景がざわつかないところがダブルガウスとの違いか?。
エルマーはとにかくそつのない写り。ボケはきれいだし、開放でも絞っても間違いなく写る。
このレンズはシリアルによると1949年の製品、f22まで絞れるエルマーなので、いわゆる「赤エルマー」とおなじだってはなしもあるようだがどうなんだろう。
「0083」でジオンに肩入れしてしまうのは人情。