酔頭禿筆日記 sioux_pu’s diary

現像ソフトも編集ソフトもない撮ってだしです。というのもどうかな、と最近思っています。

Ferrania CondorⅠの試写を IRO200で

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 eBayにて格安即決価格で出品されていたコンドールⅠの試写をしてきました。

 レンズはEliog 1:3.5 f=5cm。レンズキャップがありませんでしたが、モルトをかませてフジのフィルムケースのキャップで代用できました。シャッターボタンとかストラップ受けとかから、初期モデルののバージョン2番目くらいではないでしょうか。

 外装もレンズもとてもきれいで、シャッター・ファインダーなども問題なかったのですが、距離計の2重像は全く見えず目測での運用。

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 先週の日曜、名駅付近での撮影。

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 ダメかと思ったわりにはなんとか写っていたコメダのネオンと地下鉄八田駅構内。

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 きょうは中央が露光して惜しかったスナップやら

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逆光の堀川やら

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四家道の路地とか

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明道町の公設市場だったらしき建物の裏手とか。

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 くせのない写りが良いところでもあり物足りないところでもある。 次回は背面の光線漏れ対策を考えなくては。

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※フィルム巻き上げとシャッターチャージが別なので、多重露光撮影ができます。

CORFIELD LUMAX 1:2,8/45 Leica Ⅲb & フジ記録用100で目測チャレンジするも不発

寒くなってこのかたデジタル中心なので、これではいかんよなと思い、またもうちょっと目測測距の感覚を養いたいと思って、L39マウントでライカの距離計に連動しないコーフィールドLUMAX45mmを持ち出してみました。

イギリスのレンズなので距離表示は当然フィートのみ。3Mが10フィートというのを目安に(つまりじぶんの身長のおおかた倍くらいの距離なら10フィートじゃね)というイメージで撮ってみたのですが、なかなか手強かったですね。

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カッコいいんすけど、見た目に実力が追い付いていない典型のような結果でしたね。

このレンズはキャップがなかなかの曲者。Canon製、内径38mmの押し込み式というものを試しにつけてみたらたまたまフィットした。

この日(2019年3月10日)の撮影ルートは、名古屋地下鉄東山線伏見駅で降りて、堀川沿いに下って東別院あたりまで、という予定。

目測なので、花やなんかの近距離撮影は難しい。てゆうか、無限遠以外はかなり難しかった。対象物はイメージよりも実際にはちょっと遠いところにありますね。

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須崎神社に止めてあったベビーカーですが、3枚とってようようピントが来ました。

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名鉄の時刻表板を窓に貼っているのはなぜなのか。

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このつぎの目測での撮影は、もうすこし慎重に。

フィルムで撮るとデジタルとは違って「そこそこシャープ、色乗りはあっさり、絞っても口径食がなくならずぐるぐる」か。

NEX6にミノルタNMD70-210で近場のバードウォッチング

 昨日、朝の通勤のみちみち、木の実を銜えたツグミを見かけた。冬は木の葉が落ちて鳥のすがたを見つけやすいのですね。そういうわけで鳥を撮ろうと思い立った。

 地元の烏森天神社に隣接して生産緑地らしい畑があり、そこになかなか立派な白梅が生えている。その畑はなぜか昨年の春頃から放置されていて、ひょっとすると宅地に転用されてしまうのかもしれない。いずれこの梅の木も伐採されてしまうのか。

 その白梅が咲くころに、梅花の蜜を求めてメジロが集まってくる。上記のような事情であれば、撮影できるのはこの春限りかもしれない。

 この梅の木は早めに開花して、ほかの梅が満開になるころには終わってしまうので、タイミングがむずかしい。

 手持ちの望遠はミノルタNMD70-210ズーム。鳥を撮るにはちょっと短いので、テレ端なら換算315mmとなるNEX6につけて持ち出しました。手ブレ要注意でISO800に設定。

 NEX6はあいかわらず不調、シャッターを切るたびに落ちるので毎度起動しなおすのだが、連射はしないからかえって落ち着いて撮影できるからよい(ポジティブシンキング)。

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 境内の梅はまだ咲き始め。

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 件の梅はこんな感じで咲いているのですが、メジロは見当たらず...

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 カワラヒワのつがいが来ました。手前のはメスか。

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 手持無沙汰に拝殿の鬼瓦を撮る。なかなかよい感じだったりする。

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なんとか1枚だけメジロ(トリミング)。

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 笹鳴きするウグイスも撮れました。顔がきついな。

 そのあとも境内で待ったのですが、鳥たちに警戒されたのかなにも現れず。

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 しかたがないので、スイセンを撮ったり。

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 スズメやらカラスを撮ったりしましたが、あきらめて帰ることに。

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 高架下を撮るが、この甘い感じはなぜだろう

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 ハクセキレイは警戒心が薄い。だが鶺鴒は漢字にすると侮れない。

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 望遠なら猫を撮れたり…

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やっぱり撮れなかったり(今回は段落一字下げをしてみました)。

P.ANGENIEUX PARIS F.28 1:3,5 R11 & α7

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IYH案件報告

かつて「Captain Jack's Exakta File」というエキサクタ関連の豊富なコレクションを公開していた個人のウェブページがあったらしい。2017年頃に管理人のJack Dugrewさんが亡くなり、ウェブサイトも閉鎖された。

そののち、彼のコレクションは一括して業者に売却されたようで、2018年12月、eBayで品名の末尾に(Captain Jack)と記された出品が並んだ(今日もまだ残っているものもあるよう)。

お正月にたまたまその出品を見つけ、中でもアンジェニューのレンズはこれが最後の1本でしかも銀鏡胴(絞り操作ノブがかっこいい)、状態も良いようだったので、IYHしてしまったわけです。

アメリカへの輸出仕様なのか、距離環の表示はフィートのみ。レンズキャップは純正のようだが、けっこう深いねじ込み式かつアンジェニューのロゴがしょぼいシルク印刷で剥落し放題なので、代わりのものを探したい。

昨日は午後から出社して事務処理というゆるい予定だったので、駅から会社までの道すがら何枚か撮ってみました。

 

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開放

開放では若干周辺光量落ちがある。

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f8

周辺光量落ちは解消、だいぶすっきりした描写になる。

 

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f8くらいに絞って

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開放

最短(2フィート)で撮影。逆光・開放ではシャワーが出現するものの(フードなし)、

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f5.6

中心にちょこっとゴーストが残った。ボケ味良好。

 

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ちがうそうじゃない …

お正月に本を読んで体の調子がわるくなったのと、ついでにゾナーの偽物のはなし

 もう1月も半ばなので、結構前のことになってしまったのだけれど、お正月に本をしっかり読み過ぎて体調を崩してしまった。

この年末年始の休みは6連休もあるので、重たい本も読めると思いティモシー・スナイダーの『ブラッドランド』上下を買ってしまったのだ。昨年前半に『ブラックアース』を読み、ナチスホロコーストに関する認識を新たにしたところもあって、前著の『ブラッドランド』も読まなければと思っていたので、チャレンジしてみたのである。

新年2日・3日の二日間を使って読み切ろうと読み始めた。しかしこれが、繰るページ繰るページ「○○百人が殺害された、○○千人が殺害された、○○万人が○十万人が○百万人が殺害された」という記述が容赦なく書かれ、またそれが単なる数字とならず生々しさに満ちているのは、随所に被害者の(あるいは加害者の)肉声が挟み込まれているからだ。

読みすすめて下巻に入って、トレブリンカの絶滅収容所の設置に、ドイツ国内での障害者の「安楽死」計画に携わった医師が送り込まれてくるあたりを読んでいたのが3日の午前中、どうもそのあたりから体の調子がおかしくなってきた。

鼻水が止まらないしくしゃみは出るし、おなかの調子がわるくてたびたびトイレにこもらなくてはならない。気分もどうも鬱々としてすぐれない。

思うに、ひとの気持ちというものは、喜怒哀楽がそれなりに混じり合った中でバランスが得られるもの。しばらく人と会話をする機会がなく、刺激や起伏のない精神状態が続くと、強い刺激が入ったときに大きな影響を受けて、それが体調の好不調にもかかわるのでは?などと思いましたのでござる。

『ブラッドランド』はその後ちょっとずつ読んでいます。

それはそれとして、この連休(13・14日)も何だかすっきりしない気分、ひょっとしたら日光を浴びていないことによるセロトニン不足かも?

日に当たるのは気分いいよね。

不調対策には烏森天神社。名古屋市中川区柳瀬町にきて19年目なので、人生で最も長く住んでいる場所ということになりました。レンズはヤ○オクで昨年10月くらいに購入したSonnar 8.5cm。シリアルNo.はツァイスの電話帳によると1945年製造、このロットはコンタックスマウントだったらしい。でもこのレンズはライカM39マウント。しかもT*コーティング。

1945年に1,000本ばかし作られたゾナー8.5cmのうち、ソ連が「M39マウントにせよ」として製造された数本のうちの1本がうちにあるわけねーし。どう考えてもにせゾナーですよね。

前玉のコーティングがはげはげの傷だらけなので写りはまるでソフトフォーカスレンズのようだ。

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開放

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f5.6くらい

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これも開放

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これもf5.6くらい

烏森天神社ではたまたま御神楽が小屋から出ていました。

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逆光、開放ではシャワーのようなフレア

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f8

前玉のキズが写りにまで影響している部分があるかもしれないが、そこを理解したうえでポートレートなどを撮るには、よいレンズかもしれないと思うのでした。